バッテリーが劣化してしまう理由を詳しく解説!長く使いたい方は必見です
バッテリーの劣化は、「充電と放電を繰り返すことで、
内部の構造や材料が変化していく」という、避けられない
化学的な現象によって引き起こされます。
スマートフォンなどに使われているリチウムイオンバッテリーは、
充電中にリチウムイオンが一方の電極からもう一方へ移動することで
エネルギーを蓄え、使用中には逆の移動で電力を供給しています。
しかし、この移動を繰り返すことで電極材料が少しずつ損耗し、
イオンの通り道が狭くなったり、不純物が発生したりします。
その結果、同じ容量を保持できなくなり、バッテリーが「へたってきた」と
感じるようになります。
一般的にフル充電500回ほどで元の80%の性能まで落ちるとされており、
使用頻度が多い人ほど早く劣化が進行します。
夏の暑さや冬の寒さなど、極端な温度環境はバッテリーの性能低下と劣化を一気に進めてしまいます
バッテリーにとって「温度」は非常に重要な要素です。
リチウムイオンバッテリーは、0℃〜35℃程度の範囲で最も安定した
パフォーマンスを発揮します。
しかし、真夏の車内(50℃以上)や真冬の屋外(0℃以下)など、
極端な温度環境にさらされると、バッテリー内部の電解液が不安定になり、
急速に劣化が進んでしまいます。
特に高温は非常に危険です。
電解液が揮発してガスが発生し、最悪の場合、膨張や破裂のリスクもあります。
一方で低温になると、リチウムイオンの移動速度が遅くなり、
充電効率が低下し、電源が突然切れるなどの不具合が出やすくなります。
たとえば、炎天下のダッシュボードにスマホを置きっぱなしにしたり、
寒冷地でバッテリー残量の少ないスマホを長時間放置したりするのは、
どちらも寿命を大きく縮める原因となります。できるだけ温度変化の
少ない場所での使用・保管を心がけましょう。
満充電のまま放置したりバッテリー残量ゼロでの放置が、意外と大きなダメージになります
「充電は100%になるまで」「使い切ってから充電する」という使い方をしていませんか?
実は、これらの使い方はバッテリーにとって負担が大きく、劣化の原因になります。
リチウムイオンバッテリーは、満充電(100%)の状態や、
完全放電(0%)の状態に弱いという特性があります。
100%に充電したまま長時間コンセントにつないでおくと、
内部に常に高い電圧がかかり続け、電極が劣化しやすくなります。
また、0%の状態で長時間放置すると「過放電」と呼ばれる状態になり、
バッテリーが完全に使えなくなることもあります。
バッテリーの健康を守るには、「残量20%〜80%の間を意識して使う」のが理想的です。
完全に充電しきらず、適度にこまめに充電することで、バッテリーへの負担を減らし、
寿命を延ばすことができます。
もし「最近バッテリーの持ちが悪いな」と感じたら、
バッテリー交換を検討するのも一つの手です。
当店では、即日対応のバッテリー交換サービスを行っておりますので、お気軽にご相談ください!