海、プール、川遊び、アウトドアイベント……楽しい予定が増える夏。しかしその一方で、スマートフォンの水没事故が急増する季節でもあります。
「ちょっとだけ濡れたから大丈夫だと思っていたら、翌日電源が入らなくなった」「ポケットに入れたまま海に入ってしまった」など、毎年多くの水没トラブル
が当店にも持ち込まれています。
特に近年のスマートフォンは防水性能があるとはいえ、“完全防水”ではない機種も多く、塩水やお風呂の水蒸気、飲み物の糖分などは天敵。一見問題がなくて
も、時間が経ってから不具合が出ることもあります。
今回は、スマホの水没が起きた際の正しい対処法や修理の流れ・注意点についてご紹介します。水没トラブルから大切なデータを守るために、ぜひ参考にしてください。
●水辺のレジャー+油断が原因に
夏はとにかくスマホの“水没リスク”が高くなる季節です。主な原因として以下のようなシチュエーションが挙げられます:
・プール・海・川などでポケットに入れたまま水に入る
・シャワー中やお風呂で動画を見ていて、誤って落下
・冷たい飲み物の結露でジワジワ濡れて内部浸水
・雨天時の使用やゲリラ豪雨中の持ち歩き
・汗や湿気による水蒸気での腐食
特に海水は塩分を含んでおり、基板の腐食を急速に進行させるため非常に危険です。さらに水没したことに気づかず充電をしてしまうと、ショートを引き起こして致命的なダメージにつながります。
「少し濡れただけだから大丈夫」という油断が、取り返しのつかない事態を招くこともあるのです。
水没時に絶対にやってはいけないこと
●自己判断の“乾燥”は危険!すぐに電源を切ろう
スマホを水に落としたとき、つい慌てて次のような行動をしていませんか?
・電源を入れて状態を確認する
・そのまま使い続ける
・ドライヤーで乾かす
・充電器に接続する
・放置して自然乾燥させる
これらはすべてNG行動です!
水没後は、目に見えなくても内部に水分が残っている状態です。電源を入れたり充電したりすると、内部でショートが起きてしまい、最悪の場合は基板が故障してデータが完全に消えてしまうことも。
正しい対処法は以下の通りです:
1.すぐに電源を切る
2.できればSIMカードやSDカードを抜く
3.タオルなどでやさしく水分をふき取る(振らない)
4.早急に修理店へ持ち込む
このように迅速に対応すれば、復旧率は格段に高まります。特に時間との勝負になるため、数時間以内の対応がカギを握ります。
水没修理の内容と当店の対応
●基板洗浄でデータ復旧も可能!諦めずにご相談を
当店では、スマホの水没修理において以下のような工程で対応しております:
・内部の分解・状態確認
・基板の洗浄・乾燥処理(専用薬剤使用)
・パーツ交換(必要に応じて)
・起動・動作チェック
・データの確認・復旧作業
水没修理で最も重要なのは、基板の洗浄と乾燥の精度です。
自宅でできる乾燥(乾燥剤や放置)では、目に見えない水分や腐食物質を取り除けません。当店では専用の設備と溶剤を使用し、内部に残る微細な腐食物まで丁寧に除去します。
さらに、復旧作業では可能な限りデータを保持した状態での修理を行います。「写真や連絡先、アプリのデータを残したい」というお客様の声にお応えできるよう、日々技術を磨いております。
■まとめ:夏のスマホ水没は“早めの対処”がカギ!
夏はスマートフォンにとって過酷な季節。水場だけでなく、湿気・汗・飲み物の結露など、思わぬ場面で水没してしまうリスクがあります。
しかし、万が一水没してしまっても、正しい対応と迅速な修理依頼によって、高い確率で復旧することが可能です。
「水に落とした」「画面が映らなくなった」「タッチが効かない」などの症状が出た場合は、すぐに電源を切り、修理専門店までお持ちください。
当店ではデータそのままの水没修理に対応しており、夏場は特に多くの実績があります。お気軽にご相談ください。
スマホも、あなたの思い出も、守れるうちに守りましょう!